教育方針
ピキ、ピキ、パリッ。
でてきた、でてきた、ひよこたち
生まれたばかりの子どもたちの心や体は自由自在で無限の可能性を秘めています。
未知の社会へ大きく巣立っていくためには、環境はとても大切なものです。
子どもたち一人ひとりが生まれながらにして持っているすばらしい個性と才能を充分に伸ばせるように、わたしたちは、人格形成の基礎となるこの時期の子どもたちを、温かな愛情と豊かな環境の中でゆっくり、じっくり育みたいと考えています。
仏の教えに基づいた「心」を育てる保育
人を敬う謙虚な気持ちは、毎日の生活の中で培われていくものです。「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言える誠実さ。友だち同士互いに認め合う協調性や思いやり。そして、物を大事にするということ。当園では、そんな「心」の教育を基本としています。
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押しつけでなく、自分の力できづく保育
子どもたちは、自分が体験し、気づくことから多くを学びます。大切なのは押しつけや教えこみではなく、こどもが「自分の力で考え、選んで行動する」ということ。子どもたちが何事にも意欲的に取り組めるよう、ひとりひとりの発達段階をふまえた活動方法を常に考えています。
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ひとりひとりの成長を大切にした保育
顔や髪型が違うように、子どもは皆それぞれ異なる個性と資質を持っています。好きなこと、得意なことはのびのびと。いろんなことに興味を持って可能性を広げてほしい。私たちはひとりひとりを大切に見つめ、性格や成長に合った、きめこまかな保育指導を第一にしています。
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よい保育はよい環境から
子どもをとりまく環境は、人・物・自然どれも重要な要素です。先生方は、自らも向上心を高め、感性・知性をみがくよう努めています。また、夢と想像性ある園舎、設備も充実。整理整頓を心がけ、清潔な環境の中で子ども達が生活出来るよう気をつけています。
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特色ある保育
ハートプレイ
当園独自の活動です。子供の心をゆさぶるあそびで、内面の充実をはかり豊かな表現を引き出していきます。自分の考えたこと、感じたことを、自分のことばで発したり、体で表現したりということをとりあげることにより、子どもたちの心が柔軟になり、目の輝きが変わってきます。また、あそびの中で相手との距離感覚を学び取り、相手と協調しあえる点を見いだせる力がついてきます。心のゆとり、巾、深さを持たせるために、なりきって、感じて、何かを表現するひとときが大事だと考えています。
クリエイティブムーブメント・リズムバリエーション
サウンドプレイ
アメリカで考案された「クリエイティブムーブメント」と「リズムバリエーション」という2つのプログラムを通して、頭と心と体が一体となった身体表現活動を行います。又、サウンドプレイは色々な楽器で自由な音作りから音楽を感じさせる教育法です。音楽に合わせて身体を動かす楽しさを体験し、音楽の楽しさ、すばらしさを、耳からだけでなく体全体で感じることが、子どもの音楽性を伸ばします。
めざましあそび(4・5才)スタ-トシリ-ズ(3才)
幼児期は、思考の基礎的な能力が育つ時期です。この大切な時期に、年齢的な発達を無視して不当に知識を詰め込むことは逆効果であり、ただ自然に生活の場で覚えるにまかせるのでは、不十分と言えます。直感に頼る思考から、順序だてて考えたり、話したりすることは、幼児の自主的な経験の場が必要です。当園は優れた教材として評価の高い、ピアジェ理論に基づいた「めざましあそび」「スタ-トシリ-ズ」という教材を使用した、自然な遊びの中から「ことば」と「数・量・図形」に対する基礎を身に付けます。子ども自身が発見し、試し、確かめる過程が「考える力」を伸ばし、総合的な思考力と社会性を育てます。
造形あそび
つくること、描くことの楽しみを教える造形教育。ダンボ-ルや木材を使っての製作や、教室の壁面を利用しての合作板製作など、頭の中で自由にイメ-ジを膨らませ全身を使って自分を表現することは、子どもの想像力を高めると共に、みんなで力をあわせて物事を成し遂げる協調性を養います。特に絵画では、毎年全国や大阪府のコンク-ルで指導優秀賞を頂いており、その教育内容は高く評価されています。
サッカー・体育あそび
幼児期における体育は、技術的なものより心身の調和のとれた発達が大切です。当園では、大脳を刺激する調整力(巧緻性・敏捷性・瞬発力)を養う運動を主に、体育あそびを進めています。年間を通して、なわとび、ボール遊びに取り組み、子どもたちが自主的に挑めるよう、個人差に応じた適切な指導を心がけています。又、専門の体育講師の指導によるサッカーあそび、体育あそびを行なっています。運動機能の発達や体力作りだけでなく、精神面の発達につながることを願っています。又、二学期の運動会を機に、三学期終了までマラソンを行ないます。
スイミング(5才児)
1年間を通して月2回茨木中央スイミングへ出かけています。指導はスイミングのコーチが行いますが保育士も一緒に参加しながら子どもの状態を見守っています。保護者の方に提出して頂く泳力調書をもとに、子どもの状況を保育士とコーチとで打ち合わせをしながら進めています。水慣れの子どもも泳げる子どもも泳力向上だけでなく友だちと楽しむことを大切に取り組んでいます。
お習字(5才児)
保育の一環としての書道は多くの意味合いをもっています。そのひとつは集中力を養うこと。二つ目は心を安らかに保ち、ゆっくりした時間を楽しむ。三つ目は就学前の規律学習、と以上の三本柱を目標としています。初めて書道にふれる子ども達です。上手に書くことを第一義とはせず、書道の基本を学んでほしいとの思いから墨を磨る(する)ことよりスタートします。水から少しずつ濃くなっていく状態は子ども達にとっては新しい出会いです。決して楽な作業ではありませんが、墨の香りも感じてくるようになると、子ども達なりに書道を理解していきます。
園外保育
園バスを利用し、四季を通じて様々な園外保育を体験していきます。
- 春の遠足
進級したことを喜び、先生、友だちと春を感じに出かけます。
- 収穫の喜び
しいたけ狩り、じゃがいもほり、くりひろい、みかん狩り、いもほり。
- ぽかぽか遠足
3月寒い冬を越え、ぽかぽか春を探しに出かけます。
- その他
日々の活動の中で、身近に感じるため、又、教材の研究の為、発表会のテーマに親しむ為など。そのつど、子どもたちが体験できることを大切にしています。国立民族博物館、万博公園、お店を見に行こう、動物センターなど。
交換保育
姉妹園との交流を大切にしています。保育園の中では1学年1クラスで過ごしている中、同じ学年の友だちとの交流はとても刺激的なものです。歌の発表やふれあい遊び、そして時には、運動会ごっこで競争したりしながらお互いの頑張りを認めあっています。年長時になると、宿泊保育も合同で行っています。いつのまにか「友だち」になって声をかけあう姿が見られます。
自然や植物、動物とのふれあい
私たちの生活する場から、だんだんと自然が遠ざかってゆきます。それ以上に自然破壊が進んでいくようです。自然の大切さを知るため、少しでも多く、遠足をとり入れたり、自然に触れさせる様に心がけています。